紀州漆器の町「黒江」
- 黒江の街並み探訪
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黒江の街並み探訪
黒江の町並みは、延長 230m幅約12mの川端通り周辺に、昔の漆器職人たちの住居兼職場や問屋が通りに面してノコギリの歯のように規則正しく並び、古風で素朴な落ち着いた風情を醸し出し、独特の景観をなしています。
【うるわし館】
漆器の展示即売コーナーでは紀州漆器独特の根来塗りの製品からアクセサリー類まで様々な漆器製品を購入できます。なかでも、展示用に制作されたジャンボ漆器製品にはびっくりさせられます。
事前に予約すれば館内で漆器蒔絵体験ができます。また紀州漆器づくりの技術を紹介するビデオも鑑賞できます。
入館料 | 無料 |
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開館時間 | 10:00~16:30 |
休館日 | お盆・年末年始 |
TEL | 073-482-0322 |
【黒江ぬりもの館】
築180年、江戸時代末の塗師の作業場兼住宅を改装した古民家カフェ。塗りの器をつかったランチやカフェが楽しめます。日常使いのぬりものやアンティーク、クリエーターの作品等も扱っています。
開店時間 | 11:00~17:00 |
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休業日 | 火曜・水曜 お盆・年末年始 |
TEL | 073-482-5321 |
【のこぎり歯の町並み】
昔の漆器職人の作業場や蔵が道路に面して一定の角度をもって建っているため「のこぎり歯」のような形状になっていて、また「紀州連子格子」や漆喰の真壁、切り妻の低い家が並び、昔の面影を残しています。
【中言神社】
紀州名水のひとつ「黒牛の水」が境内に湧き出る中言神社。万葉の昔、中言神社が建っている山のふもとまで海が入り込んでいて、黒牛の姿をした岩があったため黒牛潟と呼ばれていました。万葉集には黒牛潟を詠んだ歌があります。
【浄国寺】
「黒江のごぼうさん」として親しまれる由緒あるお寺。黒江の職人たちによって塗られた本堂内陣の床、天井の絵、浄土真宗最古の借景枯山水庭園にある紀州の青石、蓬莱山をかたどった築山、江戸時代の書画の達人、祇園南海の襖絵など、厳かで格調高い趣があります。
TEL | 073-482-1293 |
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【尾﨑家(登録有形文化財指定)】
紀州徳川家の地士として伊勢国大杉山奉行、有田川普請奉行、海士郡代官等を勤めた家柄で、座敷は江戸中期の建物である。
【池原家(登録有形文化財指定)】
代々続く漆器店。築220年の家屋を一部展示室として開放し、こだわりの品々を展示。
【黒牛茶屋】
酒造りの道具でデザインされた休憩所。
店内で紀州名水の「黒牛の水」で醸造されたお酒の利き酒ができます。
また、名手酒造の酒「黒牛」や酒粕の販売はもちろんのこと、和歌山特産の山椒や味噌等のおみやげコーナーが充実しています。
開店時間 | 10:00~18:00 |
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休業日 | 年末年始 |
TEL | 073-482-1115 |
【川端通り】
黒江の主要道路。「紀州漆器伝統産業会館」 や「温故伝承館」などの施設が点在し、毎年恒例の紀州漆器まつり(11月第1土日)や下駄市(8月14日夜)では、この通りの両端にたくさんの店が立ち並び、大勢の人で賑わいます。